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歳を重ねるにつれて増加する高血圧

高血圧の診断基準
収縮期血圧&拡張期血圧

高血圧の診断は上が135下が85以上の時です。高血圧は血圧が高い状態ですが医療機関ではこの数字判断で行っています。上が高い場合下が高い場合どちらか一方だけ超えている場合でも高血圧です。収縮期血圧とは心臓が収縮した場合の血圧のことで、拡張期血圧とは心臓が拡張した場合の血圧のことです。心臓が勢いよく縮んで動脈に血液が送り出される場合が収縮期血圧。血液を送り出した後動脈にかかる圧力が最も低いところが拡張期血圧となります。60代の男性の場合では6割女性の場合も6割。70代では女性が7割男性8割が高血圧と言われています。

高血圧が引き起こす重大な病気

脳卒中の発症率

血圧が高くなっても自覚症状はありません。その理由は血管は圧力に対して何も感じないためです。自覚症状が全くないということは、ある日突然心筋梗塞や脳梗塞など重大な命に関わる病気を引き起こす場合があります。血圧が高い場合は図のように脳梗塞や脳動脈瘤の破裂などは3倍、また認知症や心筋梗塞、慢性腎不全などの発症率が高くなることも知られています。これは世界中の様々な医療機関の研究により明らかにされています。こういった病気を未然に予防するためには血圧のコントロールを日頃の生活の中で意識して生活習慣の改善や薬の治療を行っていくことが大切です。

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