ディスペプシアとは胃もたれ、早期腹満感、胃がいたいなど様々な症状のことを示します。このような症状が週に2,3回起こっている場合、機能性ディスペプシアと言う病名が使われるようになりました。機能性ディスペプシの原因は、ストレス、ピロリ菌の感染、食事などの生活習慣の乱れ、胃酸の刺激など、様々な原因があります。また胃の運動機能異常、内臓知覚過敏、このような症状がストレスとなり、それがさらに症状引き起こすという悪循環に陥ると、つらい症状が長く続きます。胃の内視鏡検査で胃潰瘍や胃がんなどの病気がないことを確認することが必要です。治療方は薬物療法が中心で胃の運動をよくする運動機能改善薬か胃酸の分泌を抑える胃酸分泌機能抑制薬が第一選択となるのが一般的です。漢方薬では六君子湯また抗不安薬が用いられることもあります。